
webマーケティング業界への転職に興味があるけど、やりがい・魅力ってなに?

そんな疑問に答えていきます
こんにちは。webマーケティング業界で働いているふるまち(@furumachiLife)です。
私は30代、未経験でwebマーケティング業界に転職し、毎日やりがい、楽しさを感じながらwebマーケターとして働いています。
一方で、大変と感じることも多く、やりがいを感じられる人、感じられない人が分かれる業界だと感じています。
本記事ではwebマーケターのやりがい・楽しさ・魅力を実体験から紹介します。転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください!
webマーケティングとは?webマーケターの仕事内容

webマーケティングのやりがいを考える前に、まずはwebマーケターの仕事内容を知らないと魅力もわからないですよね。ここではwebマーケティングの定義、webマーケターの仕事内容を紹介します。
webマーケティング・マーケティングとは?
webマーケティングはwebで行われるマーケティング。マーケティングの定義がわかればwebマーケティングの定義もわかります。
以下にマーケティングの定義をいくつか紹介します。
「マーケティングとは何か」をひと言で言えば「顧客」に関するすべてのこと、つまり「売ることに関するすべてのこと」だ。
佐藤義典:ドリルを売るには穴を売れ(青春出版社)
マーケティングの本質とは「売れる仕組みを作ること」です。
森岡毅:USJを劇的に変えた、たった1つの考え方(KADOKAWA)
つまり、webマーケティングはwebを使って商品を売ること、売れる仕組み作りをすることであることがわかりますね。
webマーケティングとは?未経験転職に役立つ基礎知識を現役マーケターが解説
webマーケターの仕事内容
webで売れる仕組みづくりをするためにwebマーケターは以下のような仕事をしています。
- web広告運用
- SEO対策
- LP最適化
- 動画制作
- SNS運用
- メールマガジン
- データ解析
広告に強い会社、SEOコンサルティングに強い会社、コンテンツ制作に強い会社、SNS運用に強い会社とwebマーケティング会社によっても得意としている領域が違います。
webマーケティング業界に転職するなら、どの手法に興味があるか考えて会社選びをすることが大切です。志望動機を作るうえでも重要になりますよ。

私の場合は、ブログの経験からSEOとコンテンツ制作に興味があったので、SEOが得意な会社に転職しています
最初はマネージャーの下について、指示通りに動く仕事が中心です。なれてきたらマネージャーとなって指示を出す側に回る流れですね。
webマーケティングの仕事内容は?働き方の種類や関わる職種を現役マーケターが解説
webマーケティングの6個のやりがい・魅力

それでは、私がwebマーケターとして働いて感じた、仕事のやりがい・魅力について紹介していきます。
- 目に見えて成果がわかる
- いろいろな企業のマーケティングに携われる
- スキルや知識がついていくのが実感できる
- スキルがあれば転職しやすい
- 働き方が自由
- 学んだことを個人で実践できる
目に見えて成果がわかる
webマーケティングでは結果が数字で細かくわかるので、施策がうまくいったか、うまくいかなかったかが明確にわかります。
例えば、企業のメディア運営なら、以下のようなデータがすぐに取れます。
- アクセス数はどれくらい増えたか(PV、UU)
- メディア経由の申し込みがどれくらい増えたか(CV)
- クリック率、申し込み率は上がったか(CTR、CVR)
アクセス数が△件増えて、申し込みが○件増えた!Aの施策によって申し込みページへの遷移数が○件増えた!申し込み率が○%あがった!などなど、成果を出して、クライアントに感謝され、一緒に喜びをわかちあえるのは一番のやりがいです。

成果が出ていないときも、数字をもとに改善策を考えて取り組むのは楽しいし、やりがいありますよ
いろいろな企業のマーケティングにも携われる
普通のマーケターなら関われるのは自社のマーケティングのみですが、webマーケティング会社ならいろいろな企業のマーケティングに携われます。

誰でも知っている大企業と仕事をすることも。webマーケティングに予算が割ける企業から依頼がくるので、大企業が多かったりします
「いつも使っていたあの製品のマーケティングに関わってるのか…!」と思うとやりがいを感じやすいですよ。また、いろいろなビジネスモデルの企業と仕事ができるので、マーケティングの経験値が日に日に高まっていくのも魅力です。
スキルや知識がついていくのが実感できる
webマーケターとして働く場合、常に勉強し続けなければなりません。
- webの業界は変化が激しい
- クライアントが変わるごとに新しい勉強が必要
webの業界は変化が激しいので、1年前の常識やトレンドが今は時代遅れになっていることも。常に最新の知識を追いかけてクライアントに効果的なサービスを提供する必要があります。
また、関わりのなかったビジネスや業界のことをクライアントとの付き合いをきっかけに勉強できたりもするんです。知識のアップデートを繰り返すので成長を日々実感できます。

新しいことを学んで実践するのが好きだったり、知らないことを知れることを楽しいと感じたりする人はやりがいを感じられますよ
スキルがあれば転職しやすい
マーケティングはほとんどの会社で必要なスキルです。企業の売上を高めるために、課題を見つけたり、新しい製品の販売戦略を考えたりするスキルは転職しても活かせるでしょう。
支援会社から事業会社に転職する人もいますし、逆に事業会社から支援会社に転職してくる人も多いです。マーケティングというスキルを身につければ会社に縛られず、自分でキャリアを選べるようになりますよ。

社内でしか使えないスキルではなく、生き方を自由に選べるスキルが欲しくてwebマーケティング会社に転職しました。仕事でいろいろな企業とかかわっていると広い業界で必要なスキルだと実感できます
働き方が自由
webマーケティング業界は働き方が自由な会社が多いです。パソコン1つあればどこでも働けるので、リモートワークが基本になります。
電車に乗って出勤する時間がないのは最高です。始業ギリギリまで好きなことができますし、終業と同時に家にいるので、プライベートの時間が確保しやすいです。
他にも、フレックスタイムを導入していたり、有休が取りやすかったり、働きやすさでは転職前より明らかに良くなりました。

出張とか客先の訪問とかないの?

web会議ばかりですね。もちろん希望があれば訪問してご挨拶もしますよ
テレワークできない企業は辞めるべき?在宅勤務の会社に転職して最高だった話
学んだことを個人で実践できる
webマーケティング会社で学んだことを活かして、副業で稼げます。
- webライター
- webディレクター
- 自分でブログ、サイト運営
- YouTube、SNS運用
- 企業や個人へのwebマーケティング支援
上記のようなwebマーケティングの知識を活かせる副業がおすすめです。副業の時間のみでがんばるより、本業で学びつつ、その知識を活かして副業をした方が成長も圧倒的に早いです。

1日副業で3時間webマーケティングをやっている人と、本業で8時間+副業で3時間webマーケティングをやっている人では成長スピードは違いますよね
月に数百万を稼ぐ有名ブロガーのなかには元webマーケティング会社勤務で独立した方もいます。本業で安定した収入を得つつ、副業でも収益をあげられると会社員では届かないような年収になれる可能性がありますよ。
副業と本業の相乗効果で成長できるのも魅力です。
webマーケティングの大変さ

やりがいや魅力、楽しいことが多い仕事ですが、大変だと感じることもあります。以下が働いてみて大変だと感じたことです。
- 成果が出ていないとすぐわかる
- クライアントの無茶振り
- 勉強し続けなければならない
- 激務になりやすい
webマーケティングの大変さについては以下の記事で詳しく解説しています。
webマーケティング業界はしんどい!未経験転職者が辞めたいと後悔した瞬間8選
成果が出ていないとすぐわかる
やりがいでお伝えしたように、webマーケティングでは結果が数字でわかります。つまり、成果が出ていないこともすぐにわかるのです。
クライアントから成果が出てない理由について説明を求められることも少なくありません。

ごまかしが利かないのはつらいですね…
成果が出ていないときは理由を考察して、次の施策を考える必要があります。成果がわかるのはやりがいですが、裏を返せば大変さでもあることを知っておきましょう。
クライアントの無茶振り
クライアントのwebマーケティングに対するリテラシーはさまざまです。なかには以下のような無茶ぶりされる場合もあります。
- 安すぎる予算での依頼
- 達成不可能な目標設定
- 成果につながらない方向転換

受注前なら説明したり、お断りしたりで対処しやすいですが、受注後に無茶振りがあると大変です
無茶振りを聞くだけならまだ良いです。言われた通りに動くと成果につながらないので、結果として自分たちの首が絞まります。
無茶振りに耐えつつ、成果につながる提案をし続けなければいけないときもあるので大変です。
勉強し続けなければならない
webマーケターは勉強し続けなければなりません。webマーケティングの最新情報はもちろん、クライアントのサービス、業界の知識のインプット、など、勉強しなければいけないことは山積みです。
クライアントは定期的に変わります。常に複数社を担当し、定期的に入れ替わりもあることから、新しいクライアントの担当になるたびに勉強が必要です。

新しいビジネスにふれるのは楽しいし、やりがいはありますが、勉強量は転職前と比べて増えましたね
激務になりやすい
webマーケティング会社はクライアントワークです。
クライアントのスケジュールにあわせて仕事をしなければならないこと、仕事を受注するほど稼ぎが増えることから仕事量が多くなりがちです。
「仕事が多い=引き合いが多い」とも言えるので、稼ぎとしては嬉しいですが、激務になりやすい業界だと感じます。

正解がない課題について考えることも多く、仕事にいくらでも時間をかけられるのも激務になりやすい原因です。時間を決めて、仕事に取り組むことが大切ですね
【やめとけ】webマーケティング業界は激務?残業時間や離職率を紹介
収入がやりがい?webマーケティング業界の待遇
仕事選びに収入を重視している人も多いでしょう。webマーケターの待遇を紹介します。
年代 | 平均年収 | 男性平均年収 | 女性平均年収 |
20代 | 358 | 371 | 342 |
30代 | 442 | 452 | 423 |
「あれ?低い?」と思った方もいるでしょう。同じ調査でクリエイティブ職全体の平均年収が「349万円」、IT・インターネット・通信の平均が「427万円」です。

全体と比較すると低くないことがわかりますね
どの業界も同じですが、会社や経験によって幅があります。私が転職時に受けた求人でも年収は400〜700万円の幅にしている企業が多かったです。
また、経験を積んでマネージャー(PM)になると年収も大幅にアップします。

マネージャーまで出世できるかわからないし…

経験を積めばマネージャーへのキャリアップは難しくないですよ。未経験転職者からマネージャーになっている人もたくさんいます
やりがい・魅力で紹介したように副業で年収を伸ばしやすいのもwebマーケターの特徴です。自分のスキルでお金を稼げるようになると人生が楽になりますよ。
【低い?】webマーケティング職の年収相場は?未経験転職時のオファー年収も公開
webマーケティングにやりがいを感じられる人


やりがいや魅力はわかったけど、自分に向いてるか知りたいな

webマーケターにやりがいを感じられる人のタイプを紹介しますね。逆のタイプならやりがいは感じられないでしょう
webマーケティングの仕事にやりがいを感じられる人は以下になります。
- 論理的な思考が得意な人
- 地道な作業が苦じゃない人
- 人の行動や気持ちを考えるのが好きな人
- 変化が好きな人
正解がない仕事なので、状況を整理して、矛盾のない仮説を立て、施策を実行していく必要があります。仮説思考や論理的思考が好きな人はやりがいを感じやすいです。
webマーケターと聞くと華やかなイメージがありますが、地味な仕事も多いです。細かいデータを収集して分析したり、地味なテストをしたり、単純作業のような仕事もあります。地道な作業が嫌いな人は苦痛に感じるかもしれません。

プレゼンしてるときはかっこよく見えますが、その準備では地道な作業ばっかりしてます
マーケターは人の心を動かして物を売る仕事なので、人の行動を考えるのが好きな人はやりがいを感じやすいでしょう。変化の多い業界なので、変化が好き!新しいことが好き!という方には最高の環境です。
【実体験】転職してみてやりがい・楽しさを感じたこと

私が未経験で転職して1年目にやりがい・楽しさを感じたことを紹介します。
- 目に見える成果を出せたとき
- 仕事で認められ、継続的な案件につながった
webマーケティングの仕事ではトライアル、LP最適化、申し込みバナー改善といった単発の案件もあります。単発の案件で成果を出し、クライアントに信頼され、次の仕事(似た案件を再受注、まったく別の案件の相談)につながったときはやりがいを感じます。
成果が数値ですぐわかるので、うまくいくと評価されやすいのはやっぱり魅力ですね。
他にも、良い仕事ができていると、同じ会社の別部門やグループ会社の担当者を紹介してもらって仕事につながることもありますよ。

クライアントの成果につながる仕事ができたこと、信頼を勝ち取れたこと、どちらも嬉しいです。やりがいに感じます
webマーケティング業界に未経験で転職する方法

未経験からでもwebマーケティング職にはなれます。ここからは未経験から転職する方法を紹介します。
【2023年最新】webマーケターになるには?未経験転職のためのロードマップを公開
転職エージェントを利用する
転職エージェントを使うことで以下の理由で通常よりも効率よく転職活動を進められます。
- 求人を自分で探す手間が省ける
- 非公開求人に応募できる
- 応募時に志望動機が不要
- 書類作成や面接のアドバイスをもらえる
webマーケティング転職に強いエージェントなら、どうアピールすれば企業に好印象になるか熟知しているので、的確なアドバイスをもらえるでしょう。
以下がおすすめの転職エージェントです。お金はかからず、面談で話を聞くだけでも業界のことがわかって勉強になります。気になる方はまずは話を聞いてみることをおすすめします。
- doda
- 求人数が多い、紹介してくる求人の精度が高い、担当者の対応が親身と全体のバランスが良い。個人的には1番使ってよかったエージェント。
- リクルートエージェント
- 業界No.1、圧倒的な求人数が魅力。webマーケティング業界の求人も多く、事業会社、支援会社、未経験、経験者採用まで幅広い。担当者が持っている情報も豊富。
- マスメディアン
- 広告、web、クリエイティブに強い特化型エージェント。業界への強いコネクションを活かした独自の求人が魅力で、webマーケティング業界をめざすならぴったり。
- JACリクルートメント
- ハイクラス転職エージェント。webマーケティング経験のあるコンサルタントが在籍。適職診断もしてくれるため、将来性があり年収アップを狙える職種を紹介してもらえる。
webマーケティング業界への未経験転職に役立つ転職エージェント・サイト10選
webマーケティングスクールに通う
次にwebマーケティングスクールに通って、知識と実務経験を身に着けてから転職する方法があります。
スクールは3ヵ月ほど学習期間がかかりますが、結果として最短で就職できる可能性が高いです。
スクールに通うメリットとして以下があげられます。
- 現役webマーケターから基本を教えてもらえる
- わからないことを質問できる
- 実務経験が積める
- 転職サポートを受けられる
- 活かせる経歴がなくても転職できる
知識は独学でも身につきますが、わからないことを質問できること、実務経験を積めることの2つがwebマーケティングスクールに通う大きなメリットです。
スクールによっては実際にクライアントに対してwebマーケティング施策を提案し、実行するところまで経験できます。
また、転職サポートを提供しているスクールもあるので学習から転職までスムーズに進められるでしょう。

タクシー運転手やフリーターからスクール経由でwebマーケターになった人もいます
デメリットは費用がかかること。スクールの相場は20〜30万円ほどです。
なかにはWithマーケのように月額5,478円とリーズナブルに通えるスクールもあります。

Withマーケは強引な勧誘なしの無料体験レッスンも行っています。気になる方はぜひ試してみてください
以下で安くておすすめなスクールを紹介しているので、スクールが気になる方はぜひ見てみてください。
費用が安く質の良いwebマーケティングスクール14選!安い順におすすめを紹介【無料あり】
副業で実績を積む
副業で経験を積みつつ、お金も稼ぎながら転職をめざす方法です。
初心者でも始められて、かつwebマーケティング転職に活かせる副業として以下2つがおすすめです。
- webライター
- 個人ブログの運営
webライターは初心者でも始めやすいのでおすすめです。施策の一部を担うことで、webマーケティングに関する知識が深まります。
ブログもwebサイトに集客し、売上をあげる経験を積めます。ブログ運営を経験することで、メディア運用に必要な知識を身につけることができるでしょう。
【実体験】ブログがwebマーケティング職への未経験転職に役立つ3つの理由
webマーケティングはやりがいしかない

webマーケティングは大変ですが、その分やりがいを感じることも多い仕事です。以下がwebマーケティングのやりがい・魅力になります。
- 目に見えて成果がわかる
- いろいろな企業のマーケティングに携われる
- スキルや知識がついていくのが実感できる
- スキルがあれば転職しやすい
- 働き方が自由
- 学んだことを個人で実践できる
一番のやりがい・魅力は成果が目に見えてわかることです。成果が出れば数字ではっきりわかるので、クライアントと一緒に喜べるのはwebマーケティングならではの魅力ですね。論理的な思考が得意だったり、人の行動や気持ちを考えるのが好きな人には向いている仕事です。
私は未経験からwebマーケティング会社に転職しましたが、やりがいを日々感じていて、まったく後悔していません。
webマーケティング業界が気になるなら、ぜひチャレンジしてみてください。それでは!
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