こんにちは。webマーケティング業界で働いているふるまち(@furumachiLife)です。

webマーケティング業界に転職を考えているけど、しんどいの?
未経験で転職すると大変?
と気になっていませんか?
私は30代、未経験でwebマーケティング業界に転職し、毎日楽しく働いています。一方で、大変なことも多く、しんどい・辞めたいと転職を後悔したこともありました。
本記事では、私がしんどいと思った瞬間8選と辞めたいと思ったときの対処法を紹介します。

楽しい、かっこいい業務ばかりではありません!webマーケティング業界への転職を考える方はぜひ参考にしてみてください
webマーケティング業界でしんどい・辞めたいと感じた瞬間8選

私の実体験から「しんどい」「辞めたい」と感じた瞬間を紹介していきます。
前提としてwebマーケティング会社の仕事は、他社(クライアント)のwebマーケティング支援です。
しんどい原因としてはwebマーケティングならではの理由の他、クライアントワークならではの理由も含まれています。
正解がない
webマーケティングの業務に正解はありません。「これやっとけば大丈夫」と型にはめて仕事ができないのでしんどいです。
webマーケターの主な業務は以下です。
- クライアントの現状を分析し施策を提案する
- 施策の効果を検証し改善する
課題の解決、改善のために提案できる施策は無数にあります。データをもとに仮説を立てて、実行していくわけですが、「絶対にうまくいく」と保証されている施策はありません。
クライアントも安くないお金を払って支援を依頼しているわけです。成果がでなければもちろん不満を持たれます。

プレッシャーと不安を抱えながら仕事をするのはしんどいです
成果が目に見えてわかる
webマーケティングは結果が数字ではっきりとわかります。
例えば、「サイトへの訪問者を増やす」「サイト経由の資料請求の数を増やす」といった目標をクライアントと設定したとします。訪問者数や資料請求数は解析ソフトで正確な数字が取れますので、支援を開始してから増えていなければ、ごまかしが利きません。
逆に、増えていれば成果もはっきりわかるので、良さでもあり、しんどいところでもあります。

増えないどころか、減り始めたらかなりしんどいです…。問い詰めてくる方から前向きに改善案を聞いてくれる方までクライアントもいろいろですね。関係作りの大切さを感じます
まわりの社員が優秀
正解もなく、成果を厳しく評価される環境で仕事をしてきた社員たちなので、優秀な人が多いです。
慣れるまでは自分の考えの浅さや、先輩に正解を求めてしまう甘え、周りと比べて成果が出ない劣等感など、しんどいことが続きます。

知識をつけて、経験を積んで、主体的に成長していかないと落ちこぼれて居場所がなくなる…、なんて想像して辞めたくなっていました
激務になりやすい
webマーケティング業界は激務になりがちです。理由としては以下があげられます。
- クライアントのスケジュールにあわせて仕事をするから
- 正解がない仕事なので、いくらでも時間をかけられるから
- 仕事を受注すればするほど儲かるから
クライアントワークなので、クライアントのスケジュールにあわせてミーティングを設定したり、レポートを作成したり、納品物を用意したりする必要があります。

もちろん抱えているクライアントは1社ではないので、スケジュールの調整がつかず、業務が大量に重なってしまうことも
また、正解がなく、仕事にいくらでも時間をかけられます。自分なり線引して切り上げないと永遠に働くことになります。

最初は時間をかけすぎて仕事がぜんぜん進まず焦りました
webマーケティングは案件を受注すればするほど儲かります。webマーケターも成果を出せば出すほど収入が増えるので、必然的に激務になりやすいです。

受けている案件の単価やチームの体制にもよるので、必ず激務というわけではありません。私の残業時間は転職前より減りました(40〜50時間→20〜30時間/月)。月単位よりは局所的にクライアントの都合で突然激務になるのがしんどいですね
勉強し続けなければならない
勉強しなければならないことが多すぎてしんどいです。
マーケティング支援をするなら、webマーケティングの最新知識はもちろん、クライアントの企業情報、競合の情報、業界の動向まで理解が必要になります。
クライアントは複数社を担当し、定期的に入れ替わります。新しい担当が増えるたびに勉強が必要です。

興味があったり、馴染み深い業界ならいいですが、まったく知らない業界や企業について、調べて理解するのはかなり大変です
また、webマーケティング業界は変化の激しい業界です。以前まで定番だった施策が、効果がなくなってしまうことも。常に最新の情報を学び続けなければいけないので、勉強から逃れることができません。
用語が難しい
KPI、KGI、LTV、CV、CVR、PV、UU、CTR、CTA…、ごくごく基本的な用語でも未経験では馴染みのないものがたくさんあります。
日々の業務で飛び交っているので、用語の意味がわからなすぎてしんどいです。

やたらアルファベットとカタカナが多いんですよね…。私はある程度、勉強してから入社しましたが、それでも最初の1カ月はわからない単語がいくつも出てきて辞めたいと思いました
休日も心が休まらない
休日もクライアントや外部パートナーが気になって心が休まらなくてしんどいです。
クライアントによっては土日も働いている場合があります。また、webの施策は24時間動いているので、休日にトラブルが発生したら対応を求めれることも。
外部パートナー(ライター、ディレクター、デザイナー)はフリーランスの場合も多いです。フリーランスは土日関係なく働いているので、チャットが土日も流れてくるなど意識的に情報を遮断しないと心が休まりません。

入社したての頃は土日もチャット、メール対応をしていたので、精神的かなり大変でした。「土日はチャットを見ない」と決めておかないと危険ですね
クライアントの無茶振り

クライアントによってwebマーケティングへの理解がまちまちで、対応がしんどいです。
- 不可能な予算設定
- 高すぎる目標設定
- 急な方向転換
上記のような無茶振りをされることもありますし、感情的な方が担当だと意見に振り回されて大変です。
予算や目標は、受注前の話なのでまだ調整しやすいです。面倒なのが、受注後に急な方向転換を求められること。
webマーケティングの理解があり、かかった工数や成果の出るタイミングをわかったうえでならまだ良いですが、こちらの作業を理解せずに急に方向転換されると辞めたくなります。
webマーケティング業界でしんどい・辞めたいと感じたときの対処法


こんなにしんどいなら転職は辞めておいた方が良いかな…。後悔してるんじゃない?

確かにしんどいですが、後悔はしてません。私なりの「しんどい」「辞めたい」と思ったときの対処法を紹介します
しんどいことを並べたので、「webマーケティング業界ってブラックなのでは?」と思った方もいるでしょう。私自身は以下で紹介する対処法を見つけて楽しく働けています。
転職理由を振り返る
しんどいときは、そもそもなぜwebマーケティング業界に転職したかを振り返っています。
私がwebマーケティング業界に転職した理由は以下です。
- スキルアップして市場価値を上げたい
- 副業で役立つスキルを身に着けたい
- 自由度の高い働き方をしたい
主にスキルアップと働き方を求めていたことがわかります。
webマーケティング業界は結果が求められ、優秀な社員に囲まれ、勉強し続けなければならない環境。スキルアップするには申し分ない環境と言えますよね。

優秀な先輩から的確なアドバイスをもらって、日々、成長を感じながら仕事ができています
また、働き方の面ではリモートワークで有休も取りやすく、結果を出していれば管理も厳しくありません。

転職前は出勤して当たり前、マイクロマネジメントな環境だったので、自由度の高さに満足しています
転職理由を振り返ると「しんどい」と感じる理由が自分の目的のために必要なことだと気づけるので、がんばれるようになりました。
完璧主義にならない
正解がない仕事なので、正解を考え始めると時間がいくらあっても足りませんし、大変です。慣れるまでは完璧主義にならないように注意しています。
ある程度考えたら、上司や同僚に相談しフィードバックをもらうとよいでしょう。慣れていない状態で完璧な答えを考えても、時間ばかりかかって完璧にたどり着くことはありません。
時間を無駄にせず、数をこなし、早く成長するために完璧主義は一旦捨てましょう。

「いい加減な状態で上司や同僚にみせたくない」という気持ちはわかります。対処法は時間を決めて考えること。何時間でも考えられますが、2時間と決めたら2時間で考えをまとめる意識を持ちましょう。作業ごとの時間間隔も身につくのでおすすめですよ
慣れるのを待つ
転職したての場合、webマーケティング業界に限らずしんどいものです。パーソルキャリアの調査によると転職後1〜3カ月の人の80.7%がストレスを感じています。
業界ならではの大変さはありますが、焦らず、仕事をこなしていけば慣れていくでしょう。

新卒時代もわからないことだらけで辞めたいと思ったことを思い出しています。転職者はみんなしんどいと知って、「慣れるまでがんばろう」と切り替えられました
webマーケティング業界へ転職するなら事前の勉強は必須


対処法はわかったけど、やっていけるか不安が強まった…

私は楽しく働けていますが、誰にでもおすすめできる仕事ではありません。事前知識なしでwebマーケティング業界に飛び込むのやめておいた方が良いです
webマーケティング業界に転職するなら、事前に独学で勉強しておくことをおすすめします。
しんどいことがたくさんある中で、乗り越えて働き続けるためにはwebマーケティングが好きじゃないと厳しいです。好きじゃないのに勉強し続けるのはしんどいですよね。
おすすめの方法は以下の3つ。
- 本やwebサイトなどで勉強する
- ブログを運営してwebマーケティングを体験する
- 転職エージェントに相談する
- スクールで勉強する
本やwebサイトを使った勉強は転職後も続きます。現時点でしんどいなら転職後も大変な可能性が高いです。
また、ブログを運営をするとwebを通した集客・販売、つまりwebマーケティングを体験できます。ブログ運営におもしろさを感じられるならwebマーケティング業界でも楽しむことができるでしょう。

ブログがつまらないと感じても大丈夫な場合もあります。例えばライティング。ライティング力はあった方が良いですが、マーケターが記事のライティングをすることはありません。ライティングがつまらなくても、運営はおもしろい、とかなら適正ありと言えますね
次に転職エージェント。転職エージェントに相談すると、webマーケティング業界の動向や応募する企業の特徴を教えてもらえます。指導体制はしっかりしているか、残業時間はどれくらいか、直接企業には聞きにくい質問もエージェントになら聞きやすいですね。

社内の雰囲気や残業時間、年齢層などを事前にエージェントに教えてもらいました。激務になりがちなので、事前に確認しておけると安心です
最後にスクール。基礎知識を身に着けつつ、実務経験も積めるので効率的です。スクールによっては転職サポートも受けられるので、費用はかかりますが、転職の近道になるでしょう。
しんどいの裏返しが楽しさ!webマーケティング転職に後悔はなし

30代、未経験でwebマーケティング業界に転職した私が、しんどい・辞めたいと感じた瞬間を8個紹介しました。しんどいの裏返しに楽しさを感じていることもあります。特に以下の4つ。
- 正解がない→考え抜いた仮説があたったときは最高に楽しい
- 成果が目に見えてわかる→結果が出たときもわかりやすく楽しい
- まわりの社員が優秀→優秀な社員と一緒に働けるのが刺激になって楽しい
- 勉強し続けなければならない→知識が増えていくのが楽しい
webマーケティングのやりがい・魅力6選!未経験転職者が感じた実体験
webマーケティングを「楽で、かっこよくて、お金も儲かって、スキルも身につく仕事」と思っているなら勘違いです。確かに働き方の自由度は高いので、楽と言えるかもしれません。一方で、仕事内容はしんどいことも多いです。
需要が高いスキルが身につく、スキルアップに最適な環境で働ける、働き方の自由度が高い、でも大変。
私と同じ転職理由を持っているなら、間違いなくおすすめの仕事です。
- スキルアップして市場価値を上げたい
- 副業で役立つスキルを身に着けたい
- 自由度の高い働き方をしたい
一緒にwebマーケターとしてのキャリアを楽しく積んでいきましょう。それでは!
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