webマーケティング会社に転職したいけど、どんなキャリアプランがあるの?
webマーケターには6つのキャリアプランがあります。自分に合ったキャリアを選択できますよ
こんにちは。webマーケティング会社で働いているふるまち(@furumachiLife)です。
将来性、身につくスキル、働き方の自由さに惹かれて30代、未経験でwebマーケティング業界に転職しました。
webマーケティング業界への転職を考えるなら、将来性やどんなキャリアプランがあるか気になりますよね。スキルを身につけて年収アップしたいと考えている方も多いのでは?
明確なキャリアプランを持って転職することで、成長も早く、日々やりがいをもって働くことができて年収アップにもつながります。
本記事では、現役webマーケターの私の考えや社内メンバーの転職先、webマーケターの友人、転職エージェントから聞いた話をまとめて紹介します。
webマーケティングの仕事内容
キャリアプランについて確認する前に、webマーケティングの仕事内容について知っておきましょう。
webマーケティングの仕事はwebで売れる仕組みづくりをすることです。
仕事の流れは施策立案→実施→検証のくり返し。webマーケターは企業の状況にあわせて効果的な施策を提案し実施します。その後、効果検証を行い、検証結果をもとにまた施策を実施していきます。
施策の例としては以下などがあげられます。
- メディア運用
- Web広告運用
- SNS運用
- メールマガジン
- オンラインセミナー
これらの施策を駆使して、集客、売上アップに貢献していくのがwebマーケティングの仕事です。
webマーケティングの仕事内容は?働き方の種類や関わる職種を現役マーケターが解説
webマーケティングのキャリアプラン6つ【出世?転職?独立?】
ここからはwebマーケティングのキャリアプランを6つ紹介します。
現役webマーケターの私の考えや社内メンバーの転職先、webマーケターの友人、転職エージェントから聞いた話をまとめていきます。
紹介するのはwebマーケティング支援会社で働いている場合のキャリアプランです
社内で出世する
1つ目は社内で出世を目指すことです。
webマーケティング支援会社では実績を積むと役割が変わってきます。
普通の会社と同じように、実績を積んで社内でポジションアップしていくのはキャリアプランとしてイメージしやすいのではないでしょうか。
webマーケティングには以下のような役割があります。
- ディレクター・広告運用者:年収300〜500万円
- マネージャー(PM)・コンサルタント:年収500〜700万円
- チームリーダー:年収700〜1,000万円
あくまで一例です。会社によって呼び方が違ったり、もっと細かくわかれていたりします。目安ですが年収も記載しておきました
ディレクター・広告運用者はマネージャー・コンサルタントの指示に従って、制作をしたり、広告運用を行ったりします。未経験で転職すると、ディレクター・広告運用者のポジションに着くことが多いです。
ディレクター・広告運用者として経験を積むと、マネージャーやコンサルタントに昇格できます。マネージャー・コンサルタントは施策を考える、プロジェクトメンバーを決める、ディレクターに指示を出す、結果の検証を行う、などの仕事をします。
最後に最上位のポジションとして、複数のマネージャー・コンサルタントをまとめるチームリーダーがあります。複数の案件を管理し、チームの売上をアップさせるために営業・採用方針を考えるなど、より経営に近い仕事が増えてきます。
普通の会社で例えるとどんな感じ?
ディレクター・広告運用者が平社員、マネージャー・コンサルタントが中間管理職(主任や係長)、チームリーダーが部長って感じですね
事業会社に転職
次に事業会社に転職するキャリアプランがあります。
事業会社はコンサルティング会社やマーケティング支援会社の取引先にあたる企業です。一般的に自社で商品を製造、サービスを提供し、利益を上げている企業のことを指します。
例をあげるとサントリーやコカ・コーラ、ソニー、パナソニックなど、皆さんがよく知っている企業たちです。
コンサルティング会社もマーケティング支援会社も自社でサービスを提供していますが、事業会社とは呼びません
多くの事業会社がwebマーケティングにも力を入れています。スキルを身につければ、事業会社のマーケティング部やデジタルマーケティング部に転職も可能です。
webマーケティング支援会社の転職先として事業会社が1番多い印象です。逆に事業会社のマーケティング部からwebマーケティング支援会社に転職してくる人もいます
以下、支援会社と事業会社のwebマーケティングの違いをまとめました。どちらかが優れているわけではないので、やりたいこと、待遇、働きやすさなども踏まえて考えてみると良いでしょう。
webマーケティング支援会社 | 事業会社のwebマーケティング担当 | |
---|---|---|
関わる会社 | いろいろな企業のwebマーケティングに関わる | 自社のwebマーケティングに関わる |
関わる仕事 | 企業のwebマーケティングのなかの一部に関わる | 企業のwebマーケティング全体に広く関わる |
大手企業のマーケティング部で働きたい場合、新卒で入社するのはかなり難易度が高いですよね。マーケティング職は中途採用を積極的にしている企業も多いです。支援会社で経験を積んで、中途採用で入る方が入りやすい場合もあります。
「入りたい会社名 採用 マーケティング」で検索してどんな人材が求められているか、先に調べておくと目標をイメージしやすいのでおすすめです!
大手広告代理店に転職
大手広告代理店に転職する人もいます。
有名な会社だと、電通とか博報堂とかですね
大手広告代理店の仕事は、webに限らず、テレビCM、新聞広告、雑誌広告など、あらゆる媒体を通して企業のマーケティング活動をサポートすることです。
大手広告代理店ではテレビなどのマス広告だけでなく、webマーケティング支援も行っているため、webマーケティング支援会社から転職が狙えます。
webに限らず幅広い媒体を通した広告活動に携わりたいと感じるようになったら、選択肢として考えてみると良いでしょう。
コンサルティング会社へ転職
コンサルティング会社は企業の経営課題の解決のために、戦略を考え、提案を行う会社です。
webマーケターから転職するには仕事の幅が広がりすぎでは…?
コンサルティングも細かくわかれていて、webマーケターの経験を活かして転職できる分野もあるんですよね
なかには、企業のDX推進やマーケティング戦略のコンサルティングを行っていて、職種としても「web(デジタル)マーケティングコンサルタント」を募集している会社もあります。
webマーケティング支援会社では、特定の施策の支援などスポットでの仕事も多いですが、コンサルティング会社ではより経営に近い立場から支援を広くまかされる違いがあります。
副業で稼ぐ
会社員として働きつつ、本業で得たスキルを活かして副業で稼ぐキャリアプランもあります。
このキャリアプランの魅力はリスクがゼロで、収入を大幅に伸ばせる可能性があることです。
個人的にはwebマーケティングを仕事にするなら副業は絶対やるべきだと思っています
パソコンがあれば場所を選ばず働けるので、webマーケティングの仕事は副業と相性が良いです。
webマーケティングの知識を活かしてできる副業は以下などがあげられます。
- 個人・企業へのwebマーケティング支援
- webサイト(ブログ)運営
- webディレクター・ライター
本業と同じ仕事をそのまま副業にすることも可能です。
本業より規模は当然小さくなります。クライアントは個人や中小企業などが中心で大企業の支援を個人で直接受注するのは難易度が高いです
また、本業でメディア運営にかかわっているなら、知識を活かして自分でwebサイト(ブログ)を作って収益あげることもできるでしょう。企業が運営するメディアでディレクターやライターをする副業もあります。
webマーケティングの副業って稼げるの?
稼ぎやすい副業だと思います。なかには月数百万を副業で稼いでいる人もいますよ
副業で身につけたスキルは本業にも活かせるので、本業との相乗効果で成長も早くなりますよ。
【2023年最新】webマーケティング副業は稼げる?未経験での始め方を現役マーケターが解説
【2023年最新】副業で稼げる!おすすめwebマーケティングスクール6選
フリーランスとして独立
最後はフリーランスとして独立するキャリアプランです。
パソコン1台あれば仕事ができるので、起業・独立がしやすいのもwebマーケターの特徴です。
おすすめなのは副業からスタートして、収益をある程度あげてから独立すること。いきなり独立しても、仕事がなく稼げない期間があると不安になりますよね。副業で先に仕事を始めておけば、スムーズに独立できるでしょう。
フリーランスになれば、上司も同僚もいません。働き方の自由度はさらに上がります。旅行先で仕事をするワーケーションなども楽しめますよ
現役webマーケターが考えるおすすめのキャリアプラン
上記で紹介したキャリアプランに正解・不正解はありません。どのキャリアプランでもやりがいを持って仕事を続けられるでしょう。
現役webマーケターの私が考えるおすすめのキャリアプランは、「社内で出世する」と「副業で稼ぐ」の組み合わせです。
転職するにも、独立するにもスキルアップが必須です。社内で出世を目指しつつ、学んだこと、もっと学びたいことを副業で実践していけば、成長は圧倒的に早くなります。
スキルさえあれば、以下のように自分の理想にあわせてキャリアを切り開いていくことができるでしょう。
色々な経験を積むと面白いと感じる仕事もわかってきます。
- web以外のマーケティングにも関わりたくなったら大手広告代理店に転職
- 1社のマーケティングにとことん関わりたいと思ったら事業会社に転職
- より経営に近いマーケティング支援を行いたくなったらコンサルティング会社に転職
- 副業の収益が伸びてきたらそのまま独立
私の場合、転職前はフリーランスとして独立したいと考えていましたが、今は転職にも興味が出てきています。まずは今の会社で成長することが最優先なので、しばらく先になると思いますが…
webマーケティングに必要な12個のスキルセットと独学方法【現役webマーケターが解説】
webマーケティングの将来性は大丈夫?
キャリアプランが豊富なのはわかったけど、業界自体の将来性は大丈夫?
webマーケティングは成長業界なので、将来は明るいと言われています
右肩上がりで成長を続けてきたインターネット広告費ですが、2021年についにマスコミ四媒体広告費を上回りました(電通「2021年 日本の広告費」)。
例年好調のインターネット広告。2021年はついにマスコミ四媒体広告費を上回る。時代の変化を感じますね👻
— ふるまち👻編集者&webマーケター (@furumachiLife) February 27, 2022
「2021年 日本の広告費」解説-広告市場は大きく回復。インターネット広告費がマスコミ四媒体の総計を初めて上回る | ウェブ電通報 https://t.co/TnDEynU0zX
近年、おうち時間の増加などの影響でwebマーケティングに力を入れていなかった企業もwebでの集客に力を入れるようになってきました。
急にインターネットが衰退するとは考えにくく、これからもwebでの集客の需要は伸び続ける可能性が高いでしょう。成長している業界だからこそ、webマーケターの需要が高く転職先の選択肢も増えているのです。
理想のキャリアプランを実現するには?
ここからは理想のキャリアプランの実現するために必要なことを紹介します。
- キャリアプランを明確にする
- 学び続ける
- 広く経験を積む
キャリアプランを明確にする
まずキャリアプランを明確にしましょう。
実現したいキャリアプランによって、必要なスキルが変わってきます。目標が決めて努力した方が成長は早いです。
例えば、事業会社に転職したい例で考えてみます。入りたい会社でどんな人材が求められているか知らないと転職は難しいですよね。入りたい会社の募集要項を定期的にチェックしておくと身につけるべきスキルが明確になるでしょう。
キャリアプランは途中で変えられない?
変えられます。目標を持って働いている人と目標なしで働いている人なら目標がある人の方が自主的に行動できて成長は早いですよね。成長のためには、理想のキャリアプランは明確にしておきましょう
学び続ける
webマーケティング業界は変化の早い業界です。
学び続けなければすぐに時代遅れのマーケターになってしまいます。日々の仕事を作業的にこなすのではなく、新しい情報をインプットしながら、実践するように心がけましょう。
本、webサイト、SNS、人と会うなど学ぶ手段は無数にあります。自分なりの情報収集方法を見つけましょう。
私はwebマーケティングの情報サイトは毎日チェックしています。また、もともと本が好きなので、書店で見つけたり、知り合いのマーケターから進められた本など常に読書することを心がけてます
広く経験を積む
自分が得意な仕事や経験のある仕事ばかりではなく、経験のない仕事ができるチャンスがあれば積極的に挑戦するようにしてください。
1つの領域を極めるにしても、他の仕事の経験は役に立ちます。
今はその領域を極めたいと考えていても、別の仕事をしてみるともっとおもしろいと感じるかもしれません。また、転職して別の仕事がしたくなるかもしれません。そのときにまったく経験がないとキャリアチェンジもしにくくなってしまうでしょう。
未経験でもwebマーケターに転職できる?
未経験でもwebマーケターに転職できます。
実際に転職サイトでは未経験者OKの求人が多く出ていますよ
とはいえ、未経験で転職を成功させるには対策が必要です。対策として私がおすすめするのは以下の方法になります。
- 未経験転職に強いエージェントに登録する
- 独学で学ぶ
実際に私はこの方法で30代の未経験転職に成功しました
webマーケティング職は未経験では厳しい?実際どうだった?転職した実体験
未経験転職に強いエージェントに登録する
インターネットで情報を集めることはできますが、自分とまったく同じ状況(職種)の事例や業界の最新動向などは入手しにくいですよね。
未経験転職に強いエージェントを利用すれば、業界に詳しい転職のプロから無料でサポートを受けられます。
私もwebマーケティング業界の転職市場の状況、これまでの経験の中でwebマーケティング業界にアピールできる実績、志望動機の組み立て方まで徹底的にサポートしてもらいました
以下が私がおすすめする転職エージェントです。
- doda
- 求人数が多い、紹介してくる求人の精度が高い、担当者の対応が親身と全体のバランスが良い。個人的には1番使ってよかったエージェント。
- リクルートエージェント
- 業界No.1、圧倒的な求人数が魅力。webマーケティング業界の求人も多く、事業会社、支援会社、未経験、経験者採用まで幅広い。担当者が持っている情報も豊富。
- マスメディアン
- 広告、web、クリエイティブに強い特化型エージェント。業界への強いコネクションを活かした独自の求人が魅力で、webマーケティング業界を目指すならぴったり。
- JACリクルートメント
- ハイクラス転職エージェント。webマーケティング経験のあるコンサルタントが在籍。適職診断もしてくれるため、将来性があり年収アップを狙える職種を紹介してもらえる。
4つあるけど、どれに登録したら良いの?
転職エージェントは登録してから絞っていくのがおすすめです
転職エージェントは登録すると担当のエージェントがついて、転職をサポートしてくれます。
会社による違いもありますが、担当エージェントの当たりはずれ(相性の良し悪し)も転職活動の結果に影響します。
まずは複数のエージェントに登録して、そのなかで相性の良いエージェントに絞って利用していくのがおすすめです。
独学で学ぶ
次に独学で学ぶ方法を紹介します。
少しハードルは高いですが、独学の方法として副業で経験を積んでみるのがおすすめです。
webマーケティング未経験でも副業でwebマーケティングにかかわる仕事をしていると転職できる確率が格段に高まります。
副業で少しやったくらいで実績になるの?
副業で少しでも経験があれば、やる気があること、用語などの基本は知っていることが伝わって有利になりますよ
副業での実績はあまり重要ではありません。自主的に勉強できること、最低限の基本を知っていることがわかるので、同じ未経験者を採用するにしても、企業の安心感が変わってきます。
本業で身につけた能力をアピールしつつ、副業で自主的に勉強、行動していることも伝えてみてください。
転職してからも副業は継続しましょう。本業で学んだことを副業で実践できるので、成長が早く、収益アップも狙いやすいですよ
誰でも始められて、評価されやすいのは以下2つの副業です。
- 個人ブログの運営
- webライター
お金を稼ぎながら転職に必要な実績を積むことが可能です。
どちらも簡単に始められるので、エージェント登録とあわせて挑戦してみてください。
毎月の収入を5万円増やす!副業webライターの始め方【簡単3ステップ】
【実体験】ブログがwebマーケティング職への未経験転職に役立つ3つの理由
また、webマーケティングスクールに通うと基礎知識を身に着けつつ、実務経験も積めるので効率的です。スクールによっては転職サポートも受けられるので、費用はかかりますが、転職の近道になるでしょう。
webマーケティングのキャリアプランは豊富!
webマーケティングのキャリアプランとして以下の6つを紹介しました。
- 社内で出世する
- 事業会社に転職
- 大手広告代理店に転職
- コンサルティング会社へ転職
- 副業で稼ぐ
- フリーランスとして独立
どのキャリアプランも年収アップを大きく狙える可能性が高いです。また、将来性もあるため、webマーケティング業界は転職先として有望と言えるでしょう。
一緒に努力して理想のキャリアプランを手に入れましょう。それでは!
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