働いている会社でテレワークが廃止になった。辞めて転職した方が良い?
テレワークできる環境なのに廃止になったなら、転職を検討するべきです
こんにちは。webマーケターとしてフルリモートの会社で働いているふるまち(@furumachiLife)です。
一時は普及が進んだテレワークですが、廃止する企業が増えています。
1回目の緊急事態宣言では56.4%の企業がテレワークを導入していましたが、2回目は36.4%まで下がっています(令和3年 情報通信白書)。
継続する意向がない企業が多いことがわかります。私が転職前にいた会社でもテレワークは廃止されました
もし、テレワークがしたくて転職を考えているなら行動するべきです。出社と在宅だと感じるストレスが全く違います。
ここでは、テレワークできる仕事なのに、実施していない会社は辞めるべき理由と実際にテレワークの企業に転職して最高だった体験談を紹介します。
テレワークできない企業は辞めるべき理由
テレワークできない企業は辞めるべき理由として、以下の2つがあげられます。
- 体質が古い可能性が高い
- 社員を信用していない
それぞれについて詳しく解説していきます!
体質が古い可能性が高い
テレワークできる仕事にもかかわらず、テレワークを許可していない会社は体質が古いと言えます。
株式会社学情の調査で、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象にアンケートを行ったところ、「フルリモート」や「居住地自由」の企業は「志望度が上がる」と回答した就活生が58.4%に上りました。
業務上問題がなく、社員や就活生が求めているにもかかわらず、テレワークができない企業は今後の変化にも対応できない可能性が高いでしょう。
AIの登場など今後も社会は大きく変化していきます。変化に柔軟に対応できる企業に転職した方が将来は安全です。
社員を信用していない
では、なぜ古い体質の企業はテレワークに踏み切れないのでしょうか。
「テレワークなんかさせたらサボるに決まっている」と社員を信用していないからです。
また、そういった会社は「頑張って出社している」「残業している」など印象で社員の評価を行っていることが多いです。テレワークを廃止した私の前職もそうでした。
適切な評価指標があれば、テレワークで成果が落ちている社員は評価を下げることができるはず。それができないから出社を強制しているのです
つまり、あなたが今後成果を出したとしても、実力を評価してもらえないリスクがあります。
社員を信用しており、テレワークでも適切に社員を評価できる企業で実力を発揮していきましょう。
【実体験】テレワークできる企業に転職して最高だった話
私は会社の体質の古さや評価制度、将来性に疑問を感じ、webマーケティング業界に転職しました。
転職先の会社はフルリモートで1年間に5回程度しか出社しません。テレワークの企業に転職してみて、最高と感じたメリットを紹介していきます。
理由はいろいろありますが、要約すると以下の3点が最高でした。
- 自分の時間が増える
- 人間関係や環境から受けるストレスがない
- 常にリラックスできる
通勤時間がない
テレワークになるまで意識していませんでしたが、通勤にかなりの時間を取られていました。
転職前は家から会社まで片道50分ほど(徒歩10分+電車30分+徒歩10分)。往復で1時間40分の時間のロスです。
残業も多い仕事だったので、21時に仕事が終わると家に着くのは22時前になります。一方で、テレワークなら終業した瞬間、家での自由時間が始まります。
余った時間は勉強や副業をするもよし、ゲームなどで遊ぶもよし、自分のために使える時間が圧倒的に増えるのが1番のメリットです。
時間だけでなく、移動による疲労がなくなるのもメリットです。満員電車は乗ってるだけで疲れます…
朝の準備に時間がかからない
テレワークだと服装に気を使う必要がないので、朝の準備に時間がかかりません。
出社の場合、スーツやビジネスカジュアルが基本です。服装自由の会社もありますが、人に会うなら適当な服装では出かけられないですよね。
服を選んだり、着替えたりするのに時間がかかっていました。
テレワークなら短パンや裸足OKなので、2〜3種類のTシャツを適当に着回しても問題ありません。
web会議では上半身しか見えないですからね。服以外の身支度もワックスはつけないですし、寝癖を適当に直すだけです
いくらテレワークでも寝間着のまま仕事をするのはやめたほうが良いです。気持ちの切り替えができず集中できなくなります。
昼寝できる
厚生労働省の健康づくりのための睡眠指針では30分以内の短い昼寝は推奨されています。
昼に短い仮眠(パワーナップ)を取ることで、脳内の情報が整理され、頭がスッキリして午後の仕事に集中できるのです。
会社でも仮眠は取れますが、テレワークならベッドで落ち着いて寝ることができます。
テレワークで仮眠を取るようになって、仕事の効率が上がりましたし、疲れも取れやすくなりました。
遅い時間の仮眠は夜の睡眠に悪影響を及ぼすので、仮眠を取るなら15時前にしましょう!
家事ができる
テレワークなら昼休みに家事ができます。
適当なタイミングで洗濯機を回しておいて、昼休みに干したり、夜ご飯の準備をしたり、スーパーに買い物にいったりなど、自宅にいるからこそできることがあります。
会社帰りに疲れた体で家事をするのはしんどいですよね。テレワークならスキマ時間に家事を進めておくことで仕事が終わった後の自由時間が増えます。
育児ができる
テレワークなら育児に積極的に参加できます。
特に小さいお子さんがいる家庭におすすめです。
「朝早く出社して帰りも遅い」そんな生活をしていると週末しか育児に参加できません。子どもと距離を感じている人もいるのでは?
テレワークのおかげで、お風呂の手伝いをしたり、昼休みにご飯を食べさせたりできています。
出社時代は妻にまかせっぱなしだった育児に積極的に参加できるようになりました。
転職時、子どもは0歳と2歳。テレワークなおかげで子どもと過ごす時間は一般的な父親よりも圧倒的に多い自信があります
人間関係に疲れない
出社していた頃は以下のような人間関係に疲れていました。
- 社員同士の陰口
- 同僚から聞く愚痴
- 合わない人との会話
テレワークなら他人の声は耳に入ってきませんし、合わない同僚ともチャットで話せば良いので気が楽です。
仲が良い同僚とは出社をあわせて飲みに行ったり、web会議ツールで一緒にランチしたりと話せるので人間関係は良好に保てます。
仕事中のお菓子や音楽もOK
テレワークなら仕事中にお菓子を食べても、音楽を聞いてもOKです。
前職もお菓子は食べてOKでしたが、食べている人が少なかったので、周りの目が気になっていました。今は音なども気にせず、好きなときに好きなお菓子を食べています。
また、集中力が切れてきたときはヘッドホンをして音楽を聴きながら仕事をしています。
音楽を聴きながら仕事はNGの会社は多いのではないでしょうか
天気や気温も関係ない
仕事に行くとき、雨や雪、寒い、暑いと天気や気温が気になりますよね。
今日は台風がくるから早めに出社しておこう、雪がふりそうだから早めに出よう、外は寒いけどオフィスは暑いからカーディガンを着ていこうとか、気を使います
テレワークなら雨でも雪でも関係ありません。室温も自分の好きなように調節できますし、着替えることもできます。
前職の上司が寒がりでやたらオフィスが暑かったです…
テレワークできる業界は?
「令和3年 情報通信白書」の業種別・テレワーク実施率を見ると、情報通信業が55.7%と最も高くなっています。
IT業界はパソコン1つあればできる仕事が多いので、テレワークが多いのは納得ですね。
私が転職したwebマーケティング業界もIT業界です
テレワークができる業界を探すならIT業界から探してみると良いでしょう。
テレワークの求人を探すなら転職エージェントの利用がおすすめです。エージェントでは希望を伝えれば、条件に合った求人を紹介してくれます。条件のなかに「テレワーク可」を含めて伝えるだけでOKです。
以下がおすすめのエージェントです。無料で利用できるので、ぜひ話だけでも聞いてみてください。
- doda
- 求人数が多い、紹介してくる求人の精度が高い、担当者の対応が親身と全体のバランスが良い。個人的には1番使ってよかったエージェント。
- リクルートエージェント
- 業界No.1、圧倒的な求人数が魅力。テレワーク可の求人も多く、担当者が持っている情報も豊富。
- マスメディアン
- 広告、web、クリエイティブに強い特化型エージェント。IT業界への強いコネクションを活かした独自の求人が魅力。
- JACリクルートメント
- ハイクラス転職エージェント。約1,200名のコンサルタントが在籍しており、幅広い職種をカバー。適職診断もしてくれるため、将来性があり年収アップを狙える職種を紹介してもらえる
webマーケティング業界への未経験転職に役立つ転職エージェント・サイト10選
未経験でテレワークの会社に転職しても大丈夫?
テレワークのメリットはわかったけど、未経験でテレワークの仕事に転職したら指導をちゃんとしてもらえないんじゃないの?
私も不安でしたが、大丈夫でした
私は30代、未経験からwebマーケティング業界に転職しました。
未経験でテレワークだったので「しっかり指導してもらえないのでは?」と不安でした。しかし、特に問題なく業務ができています。
テレワークでもコミュニケーションは取れますし、チャットやweb会議ツールを使ってしっかり指導してもらえました。
以下の3つが意識すべきポイントです。
- わからないことは聞く
- 自分で勉強する意識を持つ
- 遠慮せず積極的に声をかける
テレワークだからではなく、社会人として当然のことかもしれません
むしろ質問はしやすい場合もあります。前職では忙しそうな上司の様子を伺い、タイミングを見て恐る恐る声をかけていました。
テレワークなら質問をチャットで送ったり、空いているタイミングでweb会議したいと伝えれば上司も都合の良いタイミングでチェックしてくれます。
テレワークできる企業を探してみよう
テレワークできない企業は辞めるべき理由と「テレワーク最高!」と感じたメリットを実体験から解説しました。
体質の古さゆえ、テレワークを廃止している企業は変化していく社会についていけない可能性が高いです。すぐに辞める勇気は出なくても、転職活動で他の企業についても情報収集してみることをおすすめします。
仕事を続けながら転職活動をするだけならリスクはありません。転職活動をしたからといって転職しなければならないわけではないので、条件が悪ければ転職しなければOKです
また、テレワークはストレスがなく、自分の時間が増え、働く環境としては最高です。ぜひテレワークできる企業を探してみてください。
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