こんにちは。古町(@furumachiLife)です。
早期リタイアは夢物語ではなく、シンプルで再現性のある方法で達成できる、と聞いたら興味がわきませんか?
我ながら怪しいビジネスの勧誘みたいだな…
怪しい勧誘があふれる世の中ですが、信頼できる情報がわかる書籍『FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド』(ダイヤモンド社)をご紹介します。
私のバイブルとなった書籍です!
- FIREってなに?
- 早期リタイアに興味がある、会社をやめたい
- 投資の経験がない
- FIREへの具体的な道筋を知りたい
読んだきっかけ
将来を不安に思い(主に老後)、対策をいろいろ調べていました。その中でFIREについてYoutubeで簡単な概要を知り興味をもちました。
ちょうど会社が嫌になっていた私。具体的に達成するためにはどうしたら良いか、詳しく知りたくて本を探しました。
出版社に勤めていることもあって、
詳しく知りたいと思ったら本を買うことにしてるよ
そして本書を書店で発見。評判も良さそうなので購入しました。
Amazonで1番売れた投資本(2020年10月)
執筆時も459レビュー、カテゴリーランキング1位だったよ
著者について
著者がどのように早期退職を達成したか、その思考過程や行動、参考にしたデータ、具体的な戦術まで詳しく解説されています。
クリスティー・シェン
FIREの第一人者。31歳で早期退職。幼少期は非常に貧しく、書籍の中でも悲惨な子ども時代について書かれています。
恵まれた環境で育ったわけでもなく、株で大当たりしたわけでもなく、宝くじが当たったわけでもなく、早期リタイアのためのシンプルな方法(FIRE)を発見し、実現しています。
ブライス・リャン
クリスティーのパートナー。早期退職者。
参考にしたい4つのこと
買うべき投資資産は?
貧しい人はモノを買う。中産階級の人は家を買う。お金持ちは投資資産を買う。
この言葉を知った著者は投資の仕方を学びます。個別株、銀行が運用する投資信託などを調べ、最終的にインデックス投資を選択します。
著者が実際に調べ、行動し、その具体的な理由が示されていて参考になりました。「インデックス投資ってなんぞや?」という人にもその意味とメリットがわかります。
ここでは細かい用語の説明はしないけど、
書籍では誰でも読めるようにしっかり説明されてるよ!
投資といえば個別株を想像する人が多いと思います。私もそうでしたし、著者もそうだったようですが、それだけではないのです。
私自身もインデックス投資をしています。メリットは目にする機会が多いですよね。
- 株式市場全体の成長にかけるため、当て推量にならない
- 投資資金がゼロにならない
- 手数料が安い
- 大半のアクティブファンドに勝つ
などがメリットとしてあげられ、それぞれの詳細が解説されています。
実際に著者が投資したファンドや債券など
ポートフォリオデザインも書かれていたよ
ありがたいね
お金と自由、どちらが大切?
お金と自由、どちらが大切だと感じるでしょうか。もし、自由が大切だと感じるならFIREについて知っておいて損はないと思います。
お金を銀行に寝かせておくのではなく、継続的にお金を生み出せるように投資したら…?その投資から生活費をまかなえれば…?もう働く必要がない、これがFIREの考え方になります。
そこで著者は4%ルールとよばれる法則に着目します。投資を検討している方は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。資産を年間4%の定率で取り崩した場合、高確率で寿命より長持ちする、といったルールです。
つまり、ポートフォリオの4パーセントの資金で1年間の生活費を賄えれば、貯蓄が30年以上持続する可能性が95パーセントだということです!そうなった時点で、あなたは働く必要がなくなるのです。
私の場合はどのくらい資産が必要なのかな?
私の場合は、月々の生活費が20万円ほどになります。単純に計算すると
20万円×12カ月=240万
が年間の生活費となります。4%ルールに従うと(年間の生活費×25)
240万×25=6,000万円
これは実現可能な数字と思えるでしょうか、とても不可能と感じるでしょうか。後日、考えを記事にしてみたいと思います。
4%ルールで生き残れるか?
4%ルールに従えば95%の確率で資産が持続する、では残り5%に入ってしまったら?確率をみると低く感じますが人生がかかっている以上、無視できませんよね。
著者はその対策を示してくれています。個人的に一番勉強になったところです。
とても大事な内容なので、
ぜひ書籍で読んで!
5%に入るかどうかはリタイア後、下落相場になるか、上昇相場になるか、にかかっています。つまり運ということです。
ところが、不景気の直前にリタイアしていまうと、風景はガラリと変わります。ポートフォリオが大きく目減りしていくのを横目に見ながら、さらに生活費のためのお金を引き出すのです。
これこそが最悪のシナリオです。
通常、下落相場は待つことで乗り切れますが、リタイアしていると生活資金のために取り崩さなければなりません。これは対策が必要です。
そこで著者は2つの戦術を生み出しました。現金クッションと利回りシールドです。
現金クッションはその名の通り、一定額の現金を持っておくことです。下落相場の際にここから生活費をまかなうことで、資産を取り崩さずにすみます。
利回りシールドは高配当株など高利回りの資産を保有することによって、配当金を生活費にあてることができ、資産を取り崩さずにすみます。
現金クッションがいくら必要かを算出する公式、利回りシールドとして使える高利回り資産も紹介されています。
高配当ETFを購入するきっかけの1つになったよ
旅行でお金が浮く?!
著者はリタイア後に世界旅行に出かけます。1年間旅行をしてある事実に気づきます。それは
私たちが世界旅行にかかった費用が、家にいるときの生活費と変わらなかったのです。
そんなわけないだろ!と思うよね
少し工夫をすることでしっかり贅沢な旅行をしつつ、費用を抑えることができるというものでした。
1つ例としてあげると、物価の安い国も行き先に含めるということでした。私も旅行が好きで、友人おすすめの旅行先としてタイに行ってきました。タイに行ったことがある方はわかると思いますが、物価の安さに驚きますよね。
旅行好きとしては目から鱗の内容!
おわりに
他にも
- キャリアの選び方
- 節約のためのマインド
- 下落相場の乗り切り方
- 早期リタイアにおいて年収より大切なもの
- 持ち家 VS 賃貸に決着をつける計算式
- 子どもはどうする?
- サイドFIREという選択
などなど1冊まとめて学びのあるトピックだらけでした。
早期リタイアなんてお金持ちだけに許された特権、そんな価値観を変えてくれたバイブルのご紹介でした。それでは!
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